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カスタマーレビュー
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泣きは少ないけれど |
2008-07-17 |
むんこの4コマ漫画、最新刊。
代表作らいか・デイズやだって愛してるにも言えるけれど、むんこは基本的には古典的な作風だと思う。
親子の軋轢、夫婦の摩擦、恋愛の葛藤がメインで、そこに子供であった場合には認識の未熟さと、大人であった場合には立場の無力さを描くことで、読書の共感を得ながら、作品の妙(互いの愛情)を構築していると思う。
むんこの凄いところは、4コマとしての軽さと、上記の作品で描かれる要素を両立しているところ。
叙情作品でありながら、4コマ漫画独特の『落ち』と作品全体に漂う諧謔で笑わせる構成力。
絵も4コマらしいデフォルメ絵でありながら表情豊か。
特に本作はそのデフォルメを逆手に取った表現も見られるし、そうでない人物も相変わらず素敵だ。
沢子は愛らしく、岸田克己は憎らしいw
ジャンルとしてはBLや百合でもないのに、異性愛に限らず同性愛の機微まで扱える、むんこ凄い。
らいか・デイズやだって愛してるに較べると泣き所は少ない本作。
しかし、それ故に立場や能力を求められる仕事の厳しい側面も4コマながらきちんと描かれていると思う。
1巻での沢子が岸田を叱ろうとする話なんて秀逸。
むんこが如何に仕事や関係といったものへ真面目に取り組んでいるかが解る。
諧謔と叙情の両立、それこそ作家『むんこ』の魅力。
ところで、本巻で完結だと思っていたのだが、次巻で終わりらしい。
まい・ほーむも次巻で完結だし、だって愛してるも次巻で完結しそうだし、主題と構成をはっきり持ってダラダラしないのも『むんこ』の魅力でしょう。 |
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