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カスタマーレビュー
※ カスタマーレビューは他のお客様により書かれたものです。ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
理想と現実のはざまで |
2009-11-27 |
2巻までに順調に実績を積んているものの、新米調停員・稲朽深弦(みつる)には大きな不安があった。それは、本来師事するはずだった大物調停員が赴任前から失踪しており、そのことはまだ本部に知られていない。もしそのことを知られたら、まだ駆け出しで実績のない深弦に「帰国命令」が出るかもしれない…ということ。
そのことに焦りを覚える深弦は…というネゴシエーションコメディ第三弾。
3巻目は、1〜2巻目と多少趣が違っていて、がむしゃらに仕事をしていた新入社員がふと自分を見つめたら、改めて自分の立場の危うさに気付き、焦りはじめた…といったところでしょうか。
理想の調停員でありたいという「理想」と、大物案件をこなして実績を上げることにより帰国命令を回避したいと考える「現実」のはざまで揺れ動く深弦に、あるオルカから相談を受け、図らずも「理想」と「現実」の選択を迫られます。
だが、そこはコメディと銘打っているだけあって、真面目なようで真面目じゃない、トボけたオルカ達と調停員達のやりとりが相変わらず楽しい作品です。オルカという存在による適度な「何でもあり感」と適度なボケ・ツッコミ、そしてクライマックスに向けた仕掛けは毎度飽きさせません。特にクライマックスの仕掛けに関しては、この3巻のスケールはかなり大きいです(いろいろな意味で)。
3巻目で慣れてしまったのか、深弦のツッコミが多少単調に感じられるような気もしますが、いろいろドタバタがありながらも、また一歩調停員として成長した深弦の今後の活躍に期待して、安定の★4つとします。
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