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カスタマーレビュー
※ カスタマーレビューは他のお客様により書かれたものです。ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
1件あります。
出たこと自体に驚きと嬉しさがある続巻 |
2009-06-26 |
前巻から9ヶ月振りである。正直なところ、もぅ出そうにないなーと思っていただけに、出たこと自体がちょっとした驚きであり嬉しい続巻である。作者も久し振りで手探りだったのか、前半と後半で筆の勢いに少し違いを感じる。全体的に面白可笑しく書かれているのだが、後半、特に武実が女帝生徒会長のお屋敷で執事を強制される辺りから勢いが出てきて馬鹿馬鹿しさに拍車がかかっているように思う。それにしてもこれだけ存外に扱われる主人公も珍しい。とりわけ本巻ではローレシアンが最後の最後まで脇役に近い扱いで、生徒会長の黎子とのやり取りが多かっただけに武実はこてんぱんである。その武実の想い人である月鶫も黎子との百合百合関係がより明確になっているため、実に報われない武実である。しかし、それを補うポジションに立とうというのが他ならぬローレシアンだったりする。武実にはちっとも気付いて貰えないが、本巻でローレシアンはかなりツンデレ的振る舞いが目立ち始めている。もともと寡黙なのでセリフでそれっぽい訳ではないが、武実と月鶫のやり取りの後には必ずローレシアンが武実を攻撃している。武実に隠れてこっそり健気なことをしちゃったりもして何気に可愛いところを見せるローレシアンである。
本編は姉妹の絆に焦点を当てたもので、2組の姉妹の運命的・宿命的あり方を問うものである。いわゆる新興宗教をベースにしており、作者の宗教観も滲ませながら悲劇が綴られている。表紙を飾る娘は、ローレシアンと浅からぬ因縁があって時々出てくるのだが、これが実に奔放というか自由な娘で、あの黎子に対して物凄い態度を見せてくれて少しスカッとしたりもする。第2巻らしく登場人物が相応に増えてきて今後の展開に期待を持たせるものになっている。 |
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