恋ひめやも (キャラ文庫) コミック単行本・文庫発売日
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恋ひめやも (キャラ文庫)
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恋ひめやも (キャラ文庫)
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発売日
2009/11/27
カテゴリ
ボーイズラブ ノベルス
著
英田サキ
、
英田サキ
イラスト
小山田あみ
発売元
徳間書店
定価
\ 560(税込)
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ぎゅっと男の衝動的本気恋がつまっている
2009-12-11
本気だけど将来を考えているかといえば、考えていない。考えられない。でも本気。
そんな普通に生活を送っていた今時のリーマンが突然陥ってしまった恋。
激しいわけではないけれど無くしたくないほど居心地がよい。
自分勝手かもしれないけれど今は先生が欲しい。
そんなわがままともとれる一直線の恋の本。
どこまでもまっすぐに体当たりの棚橋に対して、それを受け入れるだけでいい水原は躊躇して及び腰。
年上でいろいろ経験しているから躊躇ってしまう水原と、若いが故に躊躇うことを知らない棚橋。
年下一直線攻めに押されつづける口悪い水原が最後にはがつんと肝座って受け入れて素直になるシーンは純粋に可愛い男でした。
萌えとかじゃなく、男が男らしく可愛い。
,いつか終わるから美しい。
2009-12-03
正直、雑誌連載で「いつか終わる恋のために」を読んでこの先が見たいと切望してたので十分満足な内容でした。しかしその後に、榎田尤利さんの「はつ恋」が先に発売されたのも読み、先に読んでた「いつか終わる恋のために」との小山田あみさんの画や高校教師と元教え子という設定やら類似点が多いので一瞬「むむっ?」となりました。が、私はそれぞれお二人の作家さんの代表作品の一作になるくらい素晴しく甲乙つけ難い作品だということろで落ち着きました。英田作品は派手な印象なあり、息が詰まるくらいに緊迫したシーンに惹きつけられる事が多かったですが今回は地味ながら深く沁みる内容でした。ーいつかこの恋は終わるかもしれない。いや、終わるだろう。− この恋は端から寿命があるというのを感じながらのもあるだろうし、人生を共にする誠実な愛情があっても人は死にいくのだから、因って何時かは恋は終わってしまう。恋は終わりある、限りあるからこそ、美しいと勝手ながら解釈してジーンときました。榎田尤利「はつ恋」より、漫画の水城せとな「俎上の鯉は二度跳ねる」に近い印象を感じました。
これはこれで
2009-12-01
カバーを掛けて読んでいたら、どなたの描かれたものか失念、なんて事も有り得るだろう作品。
そんな具合に、スリルとサスペンス的な英田色は全然感じられない内容となっています。
でも、悪くない。・・・その辺はさすがでした。
いや、じれったいです。もどかしいです。二人の微妙な距離感が。
でも、こんなに気持ちがぐらついたり、分からなくなり悩む方が、却って現実味があり同調出来ます。
再会から「僕」が一方的に急接近するのですが、「僕」は彼女も居る普通の男だしまして教え子。
それでは、好きになってしまっても積極的に「元担任」には言い寄る事など出来ませんね。
でも記憶をたどると、気になる人が泣いていた訳や、誰かと言い争っていた理由が次々繋がり、
「僕」は益々、冷たくそっけない元担任を放っておけなくなってしまう。
あれだけ「僕」にベタベタだった彼女との別れが、物凄く短時間で片づけられていた事は、少々疑問ではありましたが、
ま、BLなんで、そっちを深く追求ってのもおかしいか、と、納得する事にしました。
BL特有のご都合主義、男同士が当たり前で普通だ・・・みたいな嘘臭さがない分、
双方の気持ちが丁寧に描かれていて、これはこれで良かった!と思いました。
作家の手腕を問われるもの
2009-12-01
初見で榎田 尤利の『はつ恋』にキャラの設定やストーリー展開が良く似ていて、ひとつひとつ共通点を挙げて行くまでのこともないが、『はつ恋』と決定的に違うのは、『恋ひめやも』の棚橋の方が小賢しくて無責任な男だというところだ。『はつ恋』の久我山も人格が稚拙なところがあり、本気で誰かを好きになったことがないという点では棚橋と立場的には同じだが、久我山の方は女性に対して甘い感情も、精神的な繋がりも、将来的な打算も求めていなかった。そこにまだ救いがあり、人の弱さや未熟さとして同情できる部分があった。
だが、棚橋の場合はそういったいわゆる悪い男ではなく、彼女やその両親、また自分の両親を含めた『男としての将来』に打算的なものがあり、どこまでも自分本位で、自分に降りかかる火の粉を巧みに振り払う器用さがあった。そこに人としての傷みや情、葛藤や苦さが滲むようなところが全くなく、私にはただひたすらに自分の欲だけを満たそうとする薄っぺらい男にしか見えなかった。受である先生がそんな男を誠実だと形容する意味も、やさしいと評価する意味もわからないまま、分かり易い当て馬状態にされた棚橋の彼女が気の毒で、なんとも後味の悪い話だった。
恋は盲目とはいえ、先生はよほど男を見る目がないのか、これがまさに割れ蓋に綴じ蓋という奴なのか、表紙から受けた美しい文章に綴られた大人の悲恋、あるいは人としての成長ストーリーという期待は見事なまでに裏切られた。いわゆる英田ブランドではない題材だからこそ大いに期待をして購入したのだが、崎谷はるひさんの『花がふってくる』のような地味でリアルさが滲みでるような設定のものは、作家の手腕を問われるものだと痛感せざるを得なかった。
作者の執筆への挑戦と姿勢を評価したい。
2009-11-30
英田先生の後書きにありますが地味というか地に足のついたお話でした。
ポイント「再会もの・年下攻め・ツンデレ受け」
『いつか終わる恋のために』2009年5月雑誌掲載。攻めの「僕」での一人称。
現在の恋人と流されるまま結婚を考えていた棚橋(攻め・25歳)は高校の同窓会で担任の水原(受け・32歳)と7年ぶりに再会。自分が年をとった事で水原の昔とは違った魅力を発見し惹かれるが、彼女(安穏な将来)と水原(同性との恋愛)を天秤に掛け悩む。そして、水原と同僚の教師(男)との恋愛に嫉妬する事で恋情の強さを認めざるを得なくなり初めて本気で人を愛するとはどういう事か知る。前編は、それぞれが己の今の恋愛とどう決着し二人が新たに向き合うのかが焦点。
『恋ひめやも』書き下ろし。受け視点。
前編の後日談。水原は向き合うとこまで前進しつつも素直に受け入れられない。…というのは棚橋には結婚まで考えていた恋人がいたのに別れて自分を選んだ事に罪悪感があるのと家庭環境や過去の体験からこの恋愛を許せなかったり失うのが怖くて踏み出せないからなのですが。そんな時、棚橋の取った行動で水原は思いの強さを認める。
…という王道で先が読めてしまうし予定調和で既読感もありました。
また過去の印象すら薄かったはずの水原を好きになる動機が弱いのが気になりました。理屈ではないのでしょうけれど…。
著者の作品の中では新鮮で読後感は良く平凡ながらもBLに於ける一般的な良作以上の水準だと思います。
英田さんの王道モノ(特殊設定)がお好きな方、もしくはこの手のお話を読みこなされてる方には物足りなく感じるかもしれません。
でも敢えて「普通の恋愛モノ」を書いてみたかったんだなぁ…という「強い想い」がびしびし伝わってきました。(個人的にここを一番評価したい!内容は地味かもしれませんが著者の姿勢は「攻め」だと思う)
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