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カスタマーレビュー
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公会議を欺く非情な欺瞞作戦を発動せよ!巧緻ローダン・シリーズ第349巻。 |
2009-03-01 |
平和を愛するグライコ人を狙う公会議勢力に対抗し巧緻な欺瞞作戦を仕掛ける政務大提督の活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第349巻。本巻の執筆者は、頭文字がF同士の師弟競演フォルツとフランシスです。USOスペシャリストのシュルツは医療惑星タフンからグライコ人のクロイターファールンを連れ出し公会議の追手を逃れて脱出した。前巻後半からの2部作でフォルツの伏線を張り巡らした鮮やかなサスペンスを堪能して下さい。
『人類の利益』ウィリアム・フォルツ著:ラール人ホトレノル=タアクはグライコ人に平和的でない銀河系の実情を知られると公会議の結束が危うくなると考え、銀河第一ヘトランのレティクロンにクロイターファールンの抹殺を命じる。敵の動きを掴んだアトランは巧妙な作戦を立案しシュルツに精神存在のタコ・カクタを憑依させて送り出す。本編ではアトランがグライコ人を敵に冷酷に差し出す意図を感じ非情な作戦に反発するシュルツが必死に友人を守ろうとする姿に心を打たれ、実は極めて単純な真実を読み手に容易に悟らせないフォルツの名人芸に感嘆しました。『《メブレコ》の叛乱』H.G.フランシス著:銀河系のポジション調査に派遣された最新テンダー《メブレコ》艦長ゲルメルはローダンに幻滅を感じており、密かにパラダイス惑星を探して逃亡する計画を練っていた。しかし乗員の天文学者カンショを初めとする少数の科学者グループは親ローダン派の立場で艦長と対立する。本編では宇宙の未知種族が艦船内に潜入しテラナーを理想郷へ導くのですが・・・・まさかの本格SFホラー風展開に驚愕必至です。
本巻の翻訳者、林啓子氏のあとがきは外資系メーカーの秘書職へ転職された経緯を語り、テレポート能力は羨ましいが転送機だけはご免ですと結ばれています。本巻はどちらの話も些か湿っぽい結末でしたので、私としては明るく笑える時の訪れを待望致します。
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