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カスタマーレビュー
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幸福と不幸の落差 |
2008-05-11 |
まず、最初は幸せから。16歳の恋にけじめを付けて、やっと前に進むことが
できた阿川くん。今の自分にとって何が本当に大切かをやっと再認識することが
できたみたい。今の絆に比べたら、プライドなんてちっぽけなもの。
素直に非を認めて、相手が自分を思いやる気持ちに素直に感謝できました。
その素直な姿勢は、麻生さんの仮面を剥がす手助けとなり、よりいっそう絆が
深まったようです。
好き合う2人が意地を張っても、何一つ良い事はないですね。
手放したくない好きな人に自分の悪いところを告白する勇気。無意識に阿川くんを
信じているところが、2人の関係のうらやましいところ。
ちょっとした仕草で冷めるような軽い恋のレベルはとうに過ぎている。
で、このまま終われば読者としてはホクホク顔でいられたものを・・・
その幸福は次の不幸を際立たせるための布石か?!
とうとうれなに来るべき試練がやってきました。
冷静に渋江くんの気持ちを考えると、確かにねと共感できますが、
れなとしては、現実として覚悟できていなかったようです。
6巻最後で16歳の恋に別れを告げた際に、想像はしてたのですが・・・
阿川くんの場合は、麻生さんという大事な人がいるのでなんとか次に進むことが
できましたが、れなの場合は、次がいない。しかも、好きだったあの頃と
変わらぬ姿、心で彼は目の前にいる。友達は頼れない。家族もパニくってて頼れない。
前に進ませない状況しかない。なんて残酷な作者だ!
仮面をかぶって生きてきたれなが子供に戻ることで強制的に仮面が外れた。
仮面なしのれなはむき出しの感情を阿川くんにぶつける!
いろんな出会いと経験で成長した阿川くんはむき出しの強烈な感情を困惑するものの
受け止めることができている。すごい。
吐き出すことですっきりして区切りがつく感情もあるが、他の全てを切り取られていた
れなの場合は、そう簡単に割り切れない。
拠りどころを失ったれな。これから何を糧にして生きるのか・・・
渋江くんはれなをキライになったわけではない!
好きな人の幸せを望むか、自分の別の幸せを目指すか。
初恋の終わりは誰だって苦い・・・ |
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