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カスタマーレビュー
※ カスタマーレビューは他のお客様により書かれたものです。ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
1件あります。
これは絶対読むべき! |
2008-09-29 |
パリの社交界に彗星のように現れ、人々の話題をかっさらったルナの貴公子、アンドレア・カヴァルカンティ侯爵。
その正体は希代の詐欺師・べネデット。
本書はそのカヴァルカンティ侯爵を主人公に、アニメ『巌窟王』のサイドストーリーとして書き下ろされたライトノベルです。
TVシリーズでは完全に悪役として描かれていたカヴァルカンティ侯爵ですが、その彼も、天才的な詐欺師の才能を持ってはいてもやはり一人の人間だった、そのことに気づかされた一作でした。
利害関係の一致するモンテ・クリスト伯爵と手を組み、実の父にしてまだ赤子の自分を葬り去ろうとしたヴィルフォール判事を着々と追い詰めていく冷徹な顔。
同じく自分を殺そうとした実の母であるダングラール婦人を陥れるために近づいた、ダングラール婦人の娘・ユージェニーをいつしか本当に愛してしまっていた、そんな一人の人間としての顔。
本書でカヴァルカンティ侯爵はさまざまな顔を見せます。
その人間描写の深さに、TVシリーズでは描かれなかった部分に、1ページ、また1ページとまた引き込まれていく、本書はそんな作品です。
TVシリーズとは結末は少々異なっていますが、それは読んでのお楽しみということで、ここで明らかにしてしまうのは野暮というものでしょう。
NHK-BSでの再放送で『巌窟王』を知った方にも、最初のTVシリーズをリアルタイムで楽しまれた方にもお勧めしたい一作です。
絶対後悔はさせません。
こ れ は 絶 対 に 読 ん だ ほ う が い い ! |
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