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カスタマーレビュー
※ カスタマーレビューは他のお客様により書かれたものです。ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
1件あります。
少女向けながら作風に強さと広がりが感じられ、より面白くなってきました。 |
2007-07-25 |
月刊少女コミック雑誌「なかよし」連載中の、かなり異色な少女マンガ。第5巻です。
異色とは言っても「鬱」や「不条理」に力点を置いたアニメ版に比較すると、どこかに救いのある、少女マンガ的な展開がメインとなっています。ただし、どちらが優れているという事は無く「これはこれ、それはそれ」として楽しむべき作品ですね。
今巻には「なかよし」2007年2月〜4月、6月号掲載分の4編が収録されています。5月号掲載分は同時発売の『地獄少女 閻魔あいセレクション 激こわストーリー』の方に収録されていますのでご注意を。
今巻収録の4編はいずれもコミック版のオリジナルストーリーとなっています。ただ、19話のみはアニメ版第1期13話の設定が利用されています。
コミック版とアニメ版の大きな違いは、地獄流し依頼者が、死後地獄に落ちる運命が待ってはいるものの、地獄流しによって救われる展開がメインとなっている点ですが、今巻の依頼者達には特にその傾向が強いですね。
過去との決別によって更に強く開き直ったアイドル。孫との出会いによって最後に救われた老婆、自分の本当の想いに気づいた少女。身内に依存する事無く、二人で力を合わせて生きていく事を決意する姉弟。どの話も地獄流しを肯定的に捉えた展開となっています。
そんな中で、コミック版でははじめて、地獄に流される側が唾棄すべき悪役とは描かれていない第21話はかなり印象的ですね。コミック版の主流である「勧善懲悪」を崩したやるせない展開となっており、読後感はやや複雑ですが、アニメ版から入った方ならこの流れの方が『地獄少女』らしさを感じられるのではないでしょうか。こういった話が入るあたり作風の広がりが感じられ、よりコミックとしてレベルが上がっているように感じられます。今後が楽しみですね。
水と蛇をモチーフにした今巻の特装版オリジナルカバーは、色合い、構図とも今までで最高の出来だと思います。 |
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