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発売日
2009/10/24
カテゴリ
単行本
著
よつばスタジオ
イラスト
あずまきよひこ
発売元
アスキー・メディアワークス
定価
\ 1680(税込)
Amazon特価
\ 1680(税込)
(10/07/30 18:30時点)
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31件あります。
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豪華作家陣!だかしかし
2010-06-29
オビの豪華な作家陣に見事に釣られて買ってしまいました。
個人的にはまあまあ満足出来たので不満はないんですが…結構辛辣なレビューの方が多いですね。
でもそれも致し方のない事ではないかと。 というのも失礼ながらこの作家は本当に「あずまんが大王」を好きなんだろうか?と疑問に思う漫画が結構ありますから。
特に道満、いわさき両先生はこの企画に参加すべきではなかった。この二人はこの本の本質的な意義というものをまったく理解していない。 巻末の里見さんの「好きに書いていい」という言葉は各作家の持ち味を消さずに発揮して欲しいという意味であって、決して原作の持ち味を無視し、破壊して自分勝手に書いていいということではないでしょう。
そういう「バランス」を考えられている方が、上記のお二方以外にもほとんどいなかったというのがこの評価に繋がっていると思う訳で、多忙な中での作業で大変なのは重々承知していますが、プロとしてそこはしっかり考えて頂きたかった所です(流石にへきる先生うめ先生ら大御所にはそういったミスはなかったです)。
その点で最も素晴らしいと思ったのはカネコマサル先生でした。 正直この本を読むまであまり知らない作家さんだったのですが、非常に丁寧な絵と話の構成で、原作に対してのリスペクトも感じられ、とても楽しく読めました。 個人的にはカネコ先生を知れただけでも十分に価値がある本だと思っています。
個別の漫画では素晴らしい才能をお持ちである方ばかりなので、非常に評価が残念ではありますが、評価の低いレビューをされた方々も、気になる作家が一人でもいましたら、その方の漫画を読んでみて頂きたいです。
批判ばかりになってしまいましたが、この企画自体は素晴らしいと思うので、作家の方々、編集の方々はこの反省を生かして、次に繋げていって欲しいと願っています。
後半のトリビュート漫画をどう捉えるか
2009-12-03
前半は、あずまんが大王に関わるほぼ全ての制作、著作、製品等が完全網羅されています。
雑誌掲載時のおまけ漫画、O157防止のポスター、ガチャポンやフィギュア全種類及びその計画段階のラフ、
Tシャツや洋服、カレンダー、あずまんがのラッピングバス、書店用の広告……など、
「あずまんが」と付く全てのグッズが載っているといっても過言ではありません。
ファンなら眺めてるだけで楽しめる筈。
後半は他作家によるトリビュート漫画。
「苺ましまろ」「ひだまりスケッチ」「ぱにぽに」など、
あずまんがの流れの汲むほのぼのギャグ漫画作家たちが常です。
これはその作家を知っているかどうかによって楽しめる人とそうでない人に分かれます。
各々の個性が強く、その作家が普段描いている作品のノリであずまんがキャラを描いたようなものだからです。
「観客を意識しすぎて普段の芸風が発揮できなくては、参加していただく意味がない。
だから皆さんには『原作によけいな気を遣う必要はないので、できるだけ自分の演技を見せて下さい』という依頼をした」
と本文にあるのですが、そのつもりで読まないと少し驚いてしまうかもしれません。
蛇足
2009-11-28
前半部の資料的要素はファンとしてうれしい限り、
今まで見えなかったスケッチや設定画もファン垂涎の内容であるのだが、
トリビュート漫画がまさに絵に描いたような蛇足、
正直意味がわからない、
あずまきよひこが描いてこそのあずまんが大王であり、
それ以外の作家が描いてどうしようというのか?
各作家の実力を否定するわけではないが、
どうあがいても、本家からすると、
あずまんが大王には遠く及ばない劣化版と評価するにも値しない紙束でしかない、
最後の最後に味噌をつけるあたり、どうにもいただけない、
前半部だけだったら同価格でも☆4以上にはできる内容だが、
後半部のあずまんが大王に対する冒涜だけはどうにも容認できない。
後半のトリビュート漫画の意義について
2009-11-21
斎藤環はかつて、あずまんが大王で「萌え」を理解した、と言った。
あずまんが大王は日本のアニメ、漫画文化の歴史を語る上で非常に重要な作品だ。
「萌え」という言葉が曖昧な意味ながらも普及し始めていた頃、4コマ漫画という形態で、かなりシンプルな形で「萌え」を表現したのがあずまんが大王である。
本作を発端として2000年代は馬鹿みたいに、ホント馬鹿みたいに「萌え」4コマという新しいジャンルの漫画が作られた。あずまんが大王が辛うじて所持していた、旧来の4コマ漫画のギャグ要素、約束事が無くとも漫画として成立するようになり、まんがタイムきららが創刊し、「らき☆すた」や「けいおん!」がヒットし、道満清明のような存在も知名度を得てきた。
2000年代はあずまんが大王の拡大再生産の時代だったといってもいい。「萌え」るアニメや漫画はあずまんが以前にもあったが、明確な方向性を示したのは本作であろう。
あずまんが大王は作品そのもののおもしろさもさることながら、上記のような外側から見た存在意義が非常に大きい。
10周年記念本を出すといっても、グッズや設定画などをまとめただけでは只のファンブックである。大阪「万博」にするためにも、できることならば上記のような、外側から見た本作、つまり萌え4コマの始祖としてのあずまんが大王を語った文章なども収録したい。しかしそれを「あずまんが大王」のムック本の上でやるのは自我自賛に近い行為である。
そこで収録されたのが後半のトリビュート漫画ではないのか?と僕は思う。
こんなタイトルがよかった、とあずまきよひこ本人が発言した、「ぱにぽに」の氷川へきる。あずま同様、電撃大王の看板作家であり、代表的な「萌え」漫画家でもある ばらスィー。あずまんが的な雰囲気ながら「萌え」ではなくギャグに特化した、あらゐけいいち。「萌え」が社会学的に注目され、国際的な祭典などにも紹介されていた頃、その話題の中心にあった「週刊わたしのおにいちゃん」で萌え4コマ漫画を連載していた結城心一。現在、いろんな意味で「萌え」漫画の極北たる位置に存在している うさくん と道満清明。まんがタイムきららで連載を持つ蒼樹うめ、大沖、カヅホ、kashmir…
など、どうもあずまんが周辺、またはあずまんが以降を意識させる漫画家ばかりがトリビュート漫画を描いている。(あずまんが以降でありながら、あずまんが的な作品群から独立した存在感を示し、ここ数年で一気にビックネームになった かきふらいや美水かがみが描いていないのもむしろ自然)
これにはどうも、トリビュート漫画を通してあずまんが大王を外側から見てみよう、という意思が感じられてならない。各作家が自身の持ち味やキャラをかなり自由に盛り込んでいるあたり、如何にあずまんが大王が好きか、という同人誌的なトリビュートとは異なっている。
前半ではあずまんが内部の関連するものをできるだけぶちまけ、それらをプロデュース面で特徴的だった里見英樹の語り口に乗せて紹介し、
後半ではあずまきよひこではなく、あずまんが周辺、あずまんが以降を意識させる漫画家にあずまんが大王を描かせることによって、
「あずまんが大王」という作品を内側と外側から解体しよう、様々な視点から「あずまんが大王」を見てみよう、という試みが、本書、「大阪万博」の狙いではなかったのか、と思う。
10周年記念にふさわしい本である。買ってよかった。
知っている側としての意見
2009-11-15
氷川へきるが、蒼樹うめが、ばらすぃーが、カネコマサルが、あらいけいいちが、大沖が、saxyunが、、、あずまんが大王を書いている。
ほとんどの作家が「特に好きな漫画家」に入る自分としては、まるで夢のような時間でした。
氷川へきるに関しては「ぱにぽに」本にあずま先生が寄稿していますので、その流れでしょうね。
ただ確かに、これらの漫画家を一人も知らない(芳文社きららを読んでない)人からすると、1600円も払わされる意味がわからないでしょう。
万人が楽しめる「万博」ではないのは確か。
せめて、あずま先生の書き下ろし、それが不可能なら、コメントの一つでも入れて欲しかった。原作者の言葉が一つも無いのはどうかと思う。
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